去勢とは
>人間の男女又は動物の雄雌の生殖に必要な部位を切除し 種として生殖不能な状態とすること<
私の原点はここにある
覚醒した日である
小学校への通学路
車がやっと通れるほどの細い道沿いに、屠殺場を兼ねた小さな「養豚場」があった
昭和40年代の小さな豚舎に「衛生」という言葉は当てはまらない
糞尿も垂れ流され凄まじい悪臭を放つ
それでも慣れは怖いもの
幼い我々には抵抗の無い物になっていた
9歳の夏のこと
学校帰りその豚舎にさしかかった時、凄まじい悲鳴が聞こえてきた
「ブギィィィィィィィィィィィ」「ブギィィィィィィィィ」
いつもとは違う豚の鳴き声が響く
恐る恐る友達数人と垣根から豚舎を覗く
豚舎の親爺が左手で子豚の首をヒョイと摘み上げる
親爺の右手には剪定鋏が握られ
腹を曝け出した子豚はジタバタともがく
もがく子豚は牡
小さなペニスが飛び出ている
親爺の持つ鋏が子豚のペニスを挟む
次の瞬間「パチ-ン」という音と共に子豚のベニスは切断された
断末魔のような子豚の叫び声
同時に美しい放物線を描きながら血が飛び出る
一瞬の出来事
切り取られた断面に消毒のような液体を親爺が振り掛ける
子豚の鳴き声は断末魔の叫びから哀しい泣き声に変った
親爺の手から放れた子豚は何事もなかったかのように豚舎を駆けずり回る
また一匹また一匹と次々に子豚のペニスは切り落とされ
親爺の足元には幾つものペニスと血溜まりが広がっていた
親爺が私達に気がつく
「コラァ、ガキどもこっちこい」 親爺が叫ぶ
数人いた友達の半分はその場で逃げた
残った私達3人が親爺の元へ行く
「お前らもやってみろ」 親爺が言う
「できないよう・・・」 子供ながらに抵抗し、そして泣きだす
私以外の2人はそうしたのだ
私は・・・子豚を捕まえて何の躊躇いもなくペニスを切り始めた
いや 切断したのだ
理由は・・・面白そうだった
それだけだ
放物線を描く血が美しく
妙な興奮を覚えた
とにかく何の抵抗もなかった
次の日から友達の態度が変わった
私を恐れるようになった
私は・・・それを封印した
抵抗なく切断してまうような「魔」の心を封印したのだ
少なくともあの日がやってくるまでは
テーマ : SM
ジャンル : アダルト